各国のVPN事情

VPNは違法か合法か?国ごとに違うVPNのルール

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VPNに接続してネットを見るのが違法か合法が悩んでいる人
「VPNを使ってインターネットを見たいけど、これって悪いことなんじゃないかな・・・。法律で禁止されていたらどうしよう。VPN接続が合法かどうかはっきりさせて安心してネットを使いたい!」

 

こういった疑問に答えます。

 

この記事の内容

  • VPN接続に関する国ごとのルール
  • 違法になる場合の使用法

 

海外で使うことも多いVPN。国外にいながらにして日本のサイトを見ることができるのは便利ですが、国によってはVPNの使用が禁止されていているケースもあります。

 

各国のルールを理解し、安全にVPN接続を行いましょう。

 

中国・ロシアでは個人利用のVPNはグレーゾーン

 

中国国内では規制によりツイッターやフェイスブック、LINEなどのソーシャルメディアが利用できないことが有名です。

 

かつて中国国内には多くのVPNプロバイダが存在していましたが、2016年より政府は取り締まりを始め、VPNサーバを提供する企業のほとんどが営業停止に追い込まれました。

 

一方で、個人でのVPN利用は「違法」とはされていません。規制の対象となり違法となるのはVPNサーバーを作ったり提供したりする「個人」や「企業」になります。

 

つまり、個人がVPNを利用することで罰則を与えられたりすることはありませんが、VPNサービスを提供する側には取り締まりが行われる可能性があるということです。

 

とはいえ、中国国内のVPNプロバイダーだけではなく、海外のVPNプロバイダーも規制の対象となっているため、実際に中国で使用ができるVPNは限られてはきます。

 

そのため、中国に滞在する場合は遮断されていないVPNサーバーを見つけて使用する必要があります。

 

またロシアでも、2017年7月にプーチン大統領によるVPN使用の禁止法が施行されました。

 

しかし、こちらもサーバーを提供するVPNプロバイダが規制の対象となり、VPNを使用する個人に対して摘発が行われるといった内容ではないそうです。

 

アメリカ・カナダ・イギリスはVPNの使用を許可

 

VPNの使用に関しては、多くの国が具体的な法律を策定しておらずVPNサーバーの提供も利用も規制されていない状況にあります。

 

一方、VPNの使用について合法性を明確にしている国としてはアメリカ・カナダ・イギリスがあげられます。

 

またロシアや中国のようにVPNの使用が規制されている国としては、イラク・イラン・トルコ・アラブ首長国連邦など中東地域の国に多いことが特徴です。

 

VPNを利用した違法行為はもちろん処罰対象

 

このように、VPNを個人で利用することについては違法行為とはされませんが、VPNによって個人のIPアドレスを特定できないようにし、犯罪性のある行為を行うことはもちろん違法行為になります。

 

VPNはセキュリティ対策や企業内でのデータ共有などに利用されることも多くメリットがある一方で、違法行為のために使われることもあり、VPNの使用自体に違法性があると考えている方も多いです。

 

各国のVPNに対する規制や法律も変更される可能性はあるため、情報を正確に把握し各国の法律に従って正しいVPNの利用を心がけましょう。

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